鎖錠の楼閣

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    【神否荘の困った悪党たち】第17話 俺とあんまり変わらないんですね【オリジナル小説】

    ■タイトル
    神否荘の困った悪党たち

    ■あらすじ
    非現実系ほのぼのニートフルコメディ物語。宇宙人、悪魔、殺し屋、マッドサイエンティスト、異能力者、式神、オートマタと暮らす、ニートの日常。

    ▼この作品は【鎖錠の楼閣】、【小説家になろう】、【ハーメルン】、【カクヨム】の四ヶ所で多重投稿されております。

    ■キーワード
    日常 コメディ ギャグ ほのぼの ライトノベル 現代 男主人公

    ■第17話20170119nyattsu.jpg

    第17話 俺とあんまり変わらないんですね


    「ニャッツさんって普段何して過ごしてるんですか?」

     冷房の効いてるニャッツさんの部屋にお邪魔して、ニャッツさんがプレイしてるゲームを観賞しながら尋ねた。
    「我輩ニャ?」相変わらずコントローラーを抱き締める形でガチャガチャ操作しながら応じるニャッツさん。「普段は昼寝してるかゲームしてるニャ!」
    「俺とあんまり変わらないんですね」ふわわ、と欠伸をしながら応じる。「今日はFPSじゃないんですね」
    「そうニャ! 今日はRPGをプレイしてるのニャ!」ガチャガチャ言わせながらプレイしてるニャッツさん。「併し困ってるのニャ、話が進まニャい」
     モニターにはドット絵で表示された主人公が色んな住人に話しかけている姿が映っている。
    「何か熟してないイベントがあるとか」画面を適当に見ながら呟く。
    「ニャー、それがどこの町に行くのか分からニャくニャって……」困った風に俺を見上げるニャッツさん。「師匠は分からニャいか?」
    「このゲームはプレイした事が無いんで分からないですね」
    「師匠でも分からニャいニャんて、最早無理ゲーニャ! 諦めるニャ!」ぺいっとコントローラーを投げるニャッツさん。
    「ここはぐーぐれ先生に尋ねてみましょう」と言ってスマフォを取り出す。「えーと、攻略サイト……ウィキでもいいかな……たぷたぷ」
    「分かったニャ?」頭を俺の膝にグリグリ押し当てるニャッツさん。
    「えーと、こんなボス斃しました?」と言ってスマフォの画面を見せる。
    「見た事ニャいニャ」
    「えーと、」再びスマフォをたぷたぷ。「じゃあこいつは?」
    「こいつは斃したニャ! キツかったニャー、もうこいつがラスボスで良いニャって感じだったニャ!」グリグリと背中を俺の太ももにこすりつけるニャッツさん。
    「そしたらちょっと前の町に戻らないといけないっぽいですね」モニターを指差す。「たぶんあっちですよ」
    「師匠がやると良いニャ!」サイコキネシスでコントローラーが浮き、俺の膝の上に落ちた。
    「えっ、でもニャッツさんがしたいんじゃないんですか?」
    「我輩は見てるだけでも満足ニャ! 師匠にやって欲しいのニャ!」
    「えっ、じゃあ頭を撫でても良いですか?」
    「えっ、ダメニャ」
    「ダメかー」と言いながらコントローラーを握る。「たぶんこっちですよ」とドット絵のキャラクターを操作する。
     俺がプレイしている間、ニャッツさんは俺の膝の上で丸くなって欠伸をしていた。
    「町に着きましたよ」見下ろすと、ニャッツさんは目を瞑ってくぅくぅ眠っていた。「どうしよう、これ進めたらマズいよね」
     かと言って幸せそうに眠っているニャッツさんを起こすのも悪いと思ったので、そのまま俺はコントローラーからスマフォに持ち替え、気ままにネットサーフする事にした。

    ◇◆◇◆◇

    「おーい、昼飯どうすんだー」「うおっ」
     ノックも無しに入ってきたシンさんにビックリした。
    「ぷふっ、にー君の驚き方面白かったからもう一回やって?」ニヤニヤしてるシンさん。
    「嫌ですね?」ぷんすかと怒るよ!
    「ニャーさん寝てるの?」目の前でしゃがみ込んで、ニャッツさんの頭を捏ね繰り回すシンさん。「ニャーさーん、ご飯だよー、昼飯の時間だよー」
    「ニャニャニャ……」不愉快そうにプルプル震えると、シンさんの体が浮き始めた。「我輩を起こす愚か者は誰ニャ!」
    「私私、皆大好きシンさんだよぉ」ニチャァ、とラヴファイヤー君よりよっぽど悪魔っぽい笑みを浮かべるシンさん。
    「ニャんだよぉ、今良いトコだったのにぃ……」ふわわ、と欠伸を浮かべるニャッツさん。「あれ? 我輩寝てたのニャ?」
    「寝てましたね」コックリ頷く。
    「師匠ゲームどこまで進めてしまったニャ!?」焦りからか毛を逆立ててワタワタと前脚を震わせるニャッツさん。
    「イベントが起こる町で待機してましたよ」モニターを指差す。
    「師匠……! もしかして我輩を待っててくれたのニャ……!?」瞳が潤み始めるニャッツさん。
    「RPGプレイするなら、イベントは一つも見逃したくないんじゃないかなって思いまして」
    「師匠ありがとニャーッ! 我輩嬉しくて……嬉しくて……!」ぐしぐしと目元を拭うと、トコトコ歩き始めた。「お腹空いたニャ! 殺し屋! 今日の昼飯は何ニャ!」
    「ニャーさんがメイちゃんに頼んだんだろー? 今やってるゲームのマーボーカレーが美味しそうだから作れって」腹を掻きながら部屋を出て行くシンさん。「にー君も早く来いよー、冷めちまうぞー」
    「おっ、はい」立ち上がろうとして、足が痺れてる事に気づいた。「いてて、ちょっと立てませんね」
    「ニャーさーん、にー君立てないってー」
    「ニャんだと!? じゃあ我輩が運んであげるニャ」トコトコと戻ってくるニャッツさん。「ニャーッ!」尻尾を跳ね上げると、俺の体が浮き上がり、ふわふわと中庭まで連れ出されたのだった。
     マーボーカレーは美味しかった。
    【後書】
     眠っている間に頭を撫でれば良かったのでは……?
     ところでニャッツさんに頭とか背中とかグリグリされたい! ずっとわちゃわちゃしてたい!! と言う想いを詰め込みました。
    「余命一月の勇者様」でも綴りましたが、「神否荘の困った悪党たち」も、二十一話までを今まで通り更新し、二十二話から先を「enty」で有料配信していく予定です。今までの物語を有料化する予定は有りません、このまま据え置きで公開します。
     二十一話と言うのは住人一人一人にスポットを当てる物語が一区切りつく話なので、それ以降のエピソードを有料で配信する、と言う形になります、悪しからずご了承くださいませー。
     有料化に就いては活動報告か、Blog「【雑記】日逆孝介の創作物を有料で配信していくお知らせ」http://gizokunoutage.blog109.fc2.com/blog-entry-1980.html をご一読して頂けると幸いです。
     と言う訳で次回、「じゃあ俺と対戦してみませんか?」……シンさん回です。お楽しみに!
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    Comments

    post
    2017-03-01 22:28 
    日逆孝介 No.606
    > 更新お疲れ様ですvv
    >
    > はわ~( *´艸`)って変な声がでちゃうぐらいニャッツさんカワイイ!!
    > 素晴らしいお話をありがとうそしてありがとうvv
    >
    > 二十一話以降有料の件了解です。
    > ちょ、ちょうどいいとこで…これじゃ蛇の生殺しじゃねえか…(一日ぶり二度目)
    >
    > あれれw
    >
    > 次回も楽しみにしてますよー

    感想有り難う御座います-!

    ニャッツさんはカワイイ! それがジャスティス!!
    こちらこそ素敵な感想を有り難う! そして有り難う!!

    有料の件宜しくお願い致します-!(一日振り二度目)w

    次回もお楽しみにですぞー!
    2017-03-01 22:23 
    tomi No.605
    更新お疲れ様ですvv

    はわ~( *´艸`)って変な声がでちゃうぐらいニャッツさんカワイイ!!
    素晴らしいお話をありがとうそしてありがとうvv

    二十一話以降有料の件了解です。
    ちょ、ちょうどいいとこで…これじゃ蛇の生殺しじゃねえか…(一日ぶり二度目)

    あれれw

    次回も楽しみにしてますよー

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